■新・建築士時代 その1
大きく変わろうとしています。
建築士以外の方は、ほとんど
ご存じないと思いますので
数回にわたり、制度改革の内容を
お知らせいたします。
関係者の方、訂正や指摘がありましたら
お知らせください。
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■その1
試験に関する改革
~資質・能力の向上~
①建築士試験の受験資格見直し
「所定の学科卒業」という要件から
「国土交通大臣が指定する建築に
関する科目を修めて卒業」という
要件に変更いたします。
これから進学を考えている高校生、
その親御さんは受験資格の無い学校に
通わないように注意が必要です。
建築士の受験資格を持つ人が
一気に減ります。
建築に関する教育を受けたもの…と
明確に規定したのでしょう。
②実務経験の見直し
「建築に関する実務経験」という広い範囲の要件から
「設計・工事監理、建築確認、一定の施工監理」など
設計・工事監理に資する実務に限定
学者系の方や一般の業務に携わっておられる方などは
実務経験が微妙になって来るものと思われます。
③建築士試験の見直し
今まで以上により幅広い専門知識・能力を試されます。
受験科目も増え、製図試験においても構造や設備の知識や
能力を確認する出題がされるそうです。
④資格者への定期講習の義務付け
建築士の講習会が3年に1回義務付け。
その講習会において考査を行い不合格者は
資格を維持できない仕組みができるようです。
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また、今回ではないのですが近いうちに
建築士への罰則の強化もこれから行われるようであります。
例えば、建築士である事を告げず、資格を証明・
提示しなかった場合には、業務停止1ヶ月など・・・
かなり厳罰化されるように聞いております。
新・建築士改革、生き残りをかけた時代に突入です。