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3/1  自然公園のトイレ


■自然公園内のトイレ2棟■

6年ほど前、設計・監理をコラボさせていただいた物件

■特徴
・県産材100パーセント使用
・石積みはすぐそばの川原の石
・地元の砂を建物周りに敷き詰め
・排水溝やマスを出来る限り木製で製作
・片方のトイレ:水を3次処理して、排水を再利用
・靴を脱いであがるトイレ(菌を持ち込まない、持ち出さない)
・照明を虫の寄り付きにくいものに

ひとりごと
自然を体験するための、公園内のトイレ
元は大コンサルのバブリーな計画で
国営公園化する予定であったエリアでしたが、
それよりはかなり抑えたものになったと思います。
建設しないほうがやさしいのか、建設して
最低限、手をいれ、環境維持を考えるほうがやさしいのか
どちらが正しいのでしょうか?
ここは、自然とはいえ、昔、植林したエリアでした
そのため、手を入れて管理しないと荒廃してしまう・・・

本当は建物無いほうがいいのかもしれませんが
垂れ流されることを思うと仕方ないのかもしれません。
出来るだけ、建設範囲を少なくする方向で、
住民や学者とも検討も重ねてきた施設です。

設計するものとして、環境に対する影響を
敏感に意識したのは、この頃だったかも知れません。

現在は・・
トイレに花を飾ったり、びっくりするほど、きれいに使っておられます。
・・ちょっとは痛んでますけど・・
自然公園を管理する方々の意識の高さを感じました。

また建物には、ヒノキ、赤松、カラマツなど、
何種類も木を使用しているので、
それらが、どのような色になっているのか、
また、環境が厳しいところなので、
どんなところが痛んだのか・・
冬季閉鎖なので、春に見に行きたいです

トイレは主役で無いので、あまり目立ちませんが
コンセプトのあるトイレです・・

あまり知られなくていいです。
人が山を荒らすよりはいいですからね。
トイレを設計しといてすみません。複雑な心境です。

少し以前に考えたことを思い起こしたもので
この建物の事を載せました

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